第六章
まずは足切り突破!企業へのエントリーを通過する方法
これが全て!就活に必要な具体的な準備とスケジュール
【読み終わるまで7分】
第五章
鈴木
鈴木君おはよう!この前はついに業種と職種が決まったね!「BtoBのITを本業にしているITエンジニア」って鈴木君にピッタリだと思うよ!
田中
鈴木
田中先輩おはようございます!そうですね、エンジニアなんて文系の自分からは想像もしてなかったですが、順序立てて自分の性格や将来を考えてみると一番いい気がしてきました!色々決まってきて嬉しいです!今はこれしかないって感じです!
田中
鈴木
頼もしいね!じゃあ早速具体的な対策を進めていこう!
田中
今回は「第五章.選考の具体的な作業とスケジュール」についてお話します。業界や職種を決めた後の具体的な選考をどう進めて対策していけばいいかがわかりますので、ぜひご覧ください。
第五章 5-1
鈴木
そういえば、これから対策を始めていくわけだけど、鈴木くんは就活がどんなスケジュールで進んでいくか知ってる?
田中
鈴木
んー、そうですね、、だいたいエントリー始まるのって、3月くらいですよね!だから、1ヶ月前くらいから準備すればいいかなと思ってまだまだ余裕あるかなって思ってました!
田中
鈴木
たしかに企業へのエントリーが始まるのは、4年生になる直前の3年生の3月頃〜が一般的だね。
だけど、エントリーが始まる頃から就活準備をしていたら間に合わないよ!
3年生の5月頃から自己分析や企業研究など準備を始めたり、興味のある企業は夏休みや冬休みなどにおこなわれるインターンシップにも参加しておくと良いよ!
田中
鈴木
えー、そんな早くから準備するんですか、、!もう全部終わっちゃってますし、僕は完全に出遅れてますね、、!
なんだかものすごく焦ってきました汗、、
田中
鈴木
そうなの!やることはたくさんあるの!就活準備は、自分を知ること(自己分析)と、業界や企業を知ること(仕事研究)が不可欠!インターンシップやOB・ОG訪問を通して、いろんな人の話を聞いたり、体験したりして自分の職業適性を確認することも大切だよ。鈴木君の場合、もう参加できるインターンシップはないから本選考の準備をしっかりやろう!
田中
第五章 5-2
鈴木
就活はやることも多いし、いろんな準備が必要で大変ですね。。
企業の情報なんかもどうやって集めていけばいいんだろう、、
田中
鈴木
そういえば鈴木くんは就活生向けのサービスって使ったことある?
田中
鈴木
あ、なんか大学で登録したのはいくつかありますよ!他にも色々なサイトをとりあえず登録しておいたんですが、違いがいまいちわからないしほとんどアクセスしてないです。。
田中
鈴木
そうだよね、上の図をみてもらえるとわかるけどこんなにいろんなサービスがあるの!どれを選んでいいかわからないのはよくわかる!でも就活を進める上で、情報収集はとっても大切。
有益な就活サービスはたくさんあるから、自分にあったものを使って上手に情報収集、エントリーしていこう!
田中
鈴木
はい、数が多くてわからないので田中先輩教えてください!
田中
鈴木
今回は、これらのサービスから歴史が長くほとんどの就活生が活用する「ナビサイト」と最近勢いがあって利用者が増えている「逆求人サイト」を抜粋して紹介するよ。
まずは「ナビサイト」。企業の求人情報が多数掲載されているエントリー機能のついたサイトで、業界や職種、勤務地などの条件を入力することで企業を検索できるよ。
田中
鈴木
マイナビとリクナビは僕も登録してます!
田中
鈴木
その二つのサイトは利用者数が一番高いサイトだね!正に就活の王道!って感じでほぼ全ての就活生が活用しているよ。他にも各業界に特化したサイトもあるんだよ。
1つのサイトだけだと、掲載されていない企業もあるから、いくつか登録して見てみると良いと思うよ!サイトによっては応募管理もできて便利だし。
田中
鈴木
そうなんですね、いろいろあるなぁ、、。
この時点でみなきゃいけないサイトが多くてパンク気味です、、!
田中
鈴木
鈴木君頑張って!そして最近増えているのが「逆求人サイト」。
学生が企業を探して応募する一般的な就職活動とは逆で、企業から学生へオファーを送ってくれるの。
逆求人サービスに登録をしておけば、自分一人では見つけられないような企業からもオファーが届くことから人気なんだって。
田中
鈴木
自分で応募しなくても良いんですか!楽ちんじゃないですか!
田中
鈴木
たしかにそうなんだけど、鈴木君はたくさんくる会社のオファーを全部見極められるかな?一つ一つの会社が優良かどうかを確かめるのは大変じゃない?
あとは、そもそも逆就活を使う企業ということはリクナビやマイナビに出しても応募が認知度が低い企業が多いんだよね。知ってる会社ならまだしも知らない企業だとちゃんと調べる必要もあるし。
私も使っていたけど、初めはオファーが来て嬉しいけど、知らない企業からどんどんたくさんオファーが来て最後の方は見れなくなっちゃったよ。。全ての企業の説明会に出れるわけではないしね。。
田中
鈴木
僕も情報が多すぎて混乱しそうです、、!
それに確かにほっといても応募がくる企業は逆求人サイトは使う必要ないですね!
企業側もそういう事情があるんですね、、!
田中
鈴木
そうなの。でも逆に本当に鈴木君にあっていて、業績、安定性、待遇などに優れた隠れた優良企業をピンポイントで紹介してくれるサービスがあったら良くない?ピンポイントだからいろんな情報を精査する必要がないの。
田中
鈴木
え、そんなのあるんですか、、!?
田中
鈴木
うん、せっかくサービスを使うんだったらまずはそう言ったところに登録してみて、安心内定を一つとっておくのがいいかも!
田中
鈴木
確かにあまり時間をかけずに自分にあった隠れ優良企業から内定取れたらいいですね!登録してみます!
田中
第五章 5-3
鈴木
田中先輩!就活サイトをみてたら気に入った会社があったらエントリーして選考に進むって書いてありました!僕のバイト先輩で100社エントリーした人がいるって聞いたんですけど、僕も不安だからたくさんエントリーした方が良いんですかね?
田中
※2022年年卒 マイナビ学生就職モニター調査
鈴木
んーエントリー数は、人によって様々だけど、だいたい平均すると20社前後かな。
たくさんエントリーすれば、選考の機会は増えるかもしれないけど、、
下にエントリー数に関するメリットとデメリットをまとめてみたよ。
田中
鈴木
エントリー数が多ければ良いというわけではないんだよ。エントリーシート(ES)を書いたり、面接対策をしたりするには、エントリーする一社一社に対する企業研究が欠かせないの。それに、スケジュール管理も大変になるからね。
ちなみにたくさん準備してそれぞれのESを書いたとして20社受けてどのくらい内定もらえると思う?
田中
鈴木
えーと、半分くらいはもらえるんじゃないですか?
田中
鈴木
いやいや鈴木君!!それだけもらえたらすごいよ!私なんて20社受けて今行ってる会社だけしか内定もらえなかったよ、、泣
田中
鈴木
え!そんなに内定もらえるの難しいんですか!なんか嫌なことを思い出させてしまってすみません、、
田中
鈴木
そうだよ、20社受けても一社も内定もらえない人もいるくらいなんだから!
だからむやみやたらにエントリーして一社あたりの対策をおざなりにする前に、まずはさっきのサービスとかをうまく使って一社の安心内定をとったらいいと思うよ。
そのあとに他の企業で気になるところがあればチャレンジしていけばいいんだから。
どうせどれだけ内定とってもいくところは一社だしね。
田中
鈴木
確かに、、なんだか僕一個も内定もらえない気がして怖くなってきました、、
田中
鈴木
そう、少なすぎるとあとから持ち駒がなくて後悔するかもしれないから、
スケジュール管理ができてきちんと選考対策ができるくらいのエントリー数にするといいかな。
逆に納得できるいい会社ならそんなに何個も受けなくても内定承諾してもいいと思うよ。ちゃんと自分が納得できれば20社も残り志望動機を変えたりする必要はないし、残りの学生生活も一生に一度しかないしね。
田中
鈴木
そうですよね、最終的に行くのは一社ですし、早い段階で自分の納得できるところに内定を貰えたら、入社後の準備や学生生活にしかできないことを経験するのも大事ですよね!
田中
鈴木
そうね、あと鈴木くん、エントリー数を20社にするとしても、むやみやたらにエントリーすればよいというものではないよ。
目標は20社エントリーすることではなくて、エントリーした企業の中から納得して内定を獲得し、その企業に入社すること。エントリーするときの基準をしっかり定めておかなくちゃね。
それと、本命以外の業界・企業にもいくつかエントリーすると良いよ。
田中
鈴木
どうしてですか?
田中
鈴木
自分が目指している方向とは少し別の業界・企業も見てみることで視野が広がって、志望業界・企業への理解がより深まるの。
鈴木くんはたくさんエントリーしようとしていたけど、大切なのは、たくさんの企業にエントリーして内定への確率を上げることではなくて、自分に合った企業を探すことなんだよ。
田中
鈴木
なるほど!さすが田中先輩!いいこと言いますね!
僕、納得した企業から内定もらえるようにがんばります!
田中