第八章
必ずどれかに該当!就活生が大別される6つの行動パターン
第七章 7-1
鈴木
鈴木くん、そういえば、ガクチカかけそう?
ガクチカは、ESだけじゃなくて、面接でもよくきかれるのよ!
田中
鈴木
先輩のおかげで少しずつできてきました!
そういえば、面接って3回くらいやるんですよね?1回で終われば良いのに!
田中
鈴木
面接はね、何次選考かによって形式や見られているポイントが違うの。
田中
鈴木
まず、形式は企業によって異なるけど、大枠こんな感じが多いよ。
1次面接:中堅社員1〜2人が面接担当、2〜6人の集団面接。(1対1の面接の場合もあり)
2次〜3次面接:部長クラス1〜2名が面接担当、学生は1〜2人
最終面接:役員クラスが面接担当、個別面接
面接の回数も2回で終わることもあるし、多いところだと5回以上やるところもあるの。
田中
鈴木
何次かによって、面接担当も時間も異なるんですね!
部長と役員との面接ってなんか怖そう、、泣
不安です。。
田中
鈴木
昔はあったって聞くけど、基本的にSNSとか口コミサイトも浸透してるから圧迫面接とかは少なくなってきてると思うから安心して!笑
私の時も親切で優しい人ばかりだったな。
田中
鈴木
そうなんですね、、!安心しました、、!
僕緊張しいなので絶対に緊張して何話したかわからなくなる気がします、、。
田中
鈴木
ちゃんとESの内容を深めて練習しておけば大丈夫だよ!
ただ、
・咄嗟に数学的な内容を入れたりして答える質問
・エントリーシートの内容をもとに準備できないような質問
などがある可能性もあるの。自分の想定していなかった質問が来ても焦らず落ち着いて答えられるようにしておこう。
あと面接毎の面接官の重視してるポイントだけど、
・1次面接:コミュニケーション能力
・2次〜3次面接:企業が求める能力(業種、職種によっての適正)
・最終面接:志望度の高さ
という風にちがうんだよ。それぞれの面接官が求めてることを頭に入れておくと良いかもね。
田中
鈴木
ちなみに、志望度の高さって、第一志望じゃない企業の場合ってなんて答えたら...?
田中
鈴木
企業としては、内定を出したら入社してくれるのかは気になるところ。
だから
「他の企業受けてるの?」「業界受けてるの?」
といった質問をされることはよくあるよ。
でも、「第一志望」と答えなくても内定は出るし、変に嘘をつくより、どこの企業とどういう理由で迷っているかを正直に伝えた方が、じぶんの将来のためにもなるし、相手のことを思った回答だと私は思うなぁ。
もし良かったら、このページ見てみて!面接担当者の気持ちがわかると思う。
田中
鈴木
そして、面接で見られてるポイント。もちろん話す中身も大事。でも、立ち居振る舞いや、話し方や服装、髪型、オンライン面接のカメラ移りなども重要なポイントだよ。
ここで減点されてしまうのは本当に勿体無いから、最低限のマナーなど抑えておこうね。
田中
服装や髪型に清潔感があるか確認しましょう。
POINT
話す時の表情や視線、明るくハキハキと答えることを意識しましょう。
POINT
オンラインの場合
POINT
対面の場合
POINT
鈴木
なんか、僕今から緊張してきてしまいました、、汗...
田中
おそらく、これが一番最初の質問です。
を1分バージョン、3分バージョン用意しておくと良いでしょう。
「志望動機」
なぜその企業を志望しているのか、過去の経験に基づいて説明しましょう。
「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」、「自己PR」
ESに書ききれなかった打ち込んだ背景や、想い、強みを伝えましょう。
ー自分の考えをまとめて、表現するには...
自分の過去の経験やスキル、想いをその会社でどう活かせるかという具体的なイメージを考えてみると良いでしょう。
「最後に何かありますか(逆質問)」
2~3個は用意しておきましょう。
ホームページを見ればわかるような浅い質問ではなく、
面接でしか聞くことのできないことや、入社後のことを聞くようにしましょう。
(例)
・入社する前にやっておくと良いことはなんですか。
・貴社で長く活躍するためにどのような心掛けが必要ですか。
・入社後、私の現在取り組んでいる研究内容は、御社の○○の業務で活かせるのではない かと考えておりますが、他に活かせそうな業務はありますでしょうか。
・仮に内定をいただけた場合、入社までに○○の基本的なスキルを学んでおこうと考えて おりますが、他に学んでおくべきことなどはありますでしょうか。
・◯◯さん(面接官)が今の会社で今後実現したいことはなんですか。
鈴木
そうだよね、私もすっごく緊張した、、!だから、緊張しても自分の言葉で話せるように、早くから自己分析や企業研究を行うと良いんだよ。
よく聞かれる質問にはスムーズに答えられるようにしておこおうね。
たまに、想定される質問の答えを丸暗記する人がいるけど、たしかに事前準備は良いんだけど、本番で忘れちゃったり想定外の質問がくることもあるから焦るよね!
きちんと、自分の言葉で話せるようになっていた方が良いんだよ。
田中
鈴木
なるほど!でも、話し方とかって自分では良いとか悪いとか分からないですよね、、。
田中
鈴木
そうだね、だから、誰かと一緒に面接練習すると良いんだよ。私も付き合ってあげるから、一緒に頑張ろう!
田中
清潔感があるか、身だしなみのマナーが守られているか、といった意味での外見が見られています。
髪がボサボサであったり、シャツにシミやイスシワがあったりしたら、それだけで印象はマイナスになります。
鈴木
まず面接のポイント1つ目は、清潔感のある身だしなみを意識することだよ!
社会人にとって「身だしなみを整える」ということは基本中の基本。
だからこそ、身だしなみが整っていないことによるマイナス点はかなりの痛手なの。
田中
鈴木
シャツのシミやシワ、髪型、意識しておきます!
そんなところでマイナス評価されたらもったいないですもんね!
田中
面接の短い時間でより多くの情報を伝えるためには、要点を絞ってわかりやすく伝える必要があります。
そのために重要なのは「話す順番」と「話し方」の2つです。
「結論→理由→まとめ」の順が好ましい。
例)
「私の長所は〇〇です。大学生活では〜」というように、まず結論を述べて、話の方向性を伝えましょう。
落ち着いてハキハキと発言するように心がけましょう。また、言葉遣いにも注意が必要です。
社会人として正しい敬語を使い、不必要なカタカナ語の使用は控えましょう。
鈴木
次に、話す順番と話し方を意識することも大切なポイントだよ。
どんなに良いこと話していても、声が小さいと聞こえなかったり、自信がないように見えてしまうかも。
だから、落ち着いてハキハキ話すことが大切なんだよ!
それから、短い面接の時間で自分の伝えたいことを伝えるためには、結論から話すことを意識しておこう!
田中
鈴木
でも、そんなこと普段喋るとき、意識しないしなぁ。
僕にもできるかな、、?
田中
鈴木
んー、いきなりは難しいかもしれないね。
だから、模擬面接っていって、事前に面接を想定した練習をして慣れることや、他人からのフィードバックをもとに、自分の話し方の癖や伝わらない部分の伝え方を修正していくことが大事なんだよ。
田中
表情はとても大切です。
自分が話すときはもちろん、面接官が話すとき、そして集団面接などで他の就活生が話しているときなども面接官が見ているかもしれません。
自分が話していないときは口角をあげるように意識しておくと、自然な笑顔になります。
鈴木
ポイント3つ目は、口角を上げて自然な笑顔をつくること!
田中
鈴木
たしかに、笑顔の方が印象良いですもんね!
田中
鈴木
そうそう。緊張するかもしれないけど、笑顔は大事にしたいね。
笑顔とは少し違うけど、緊張して面接官の顔が見られないってときは、面接官のネクタイの結び目あたりをみると良いよ。
田中
面接の際には表面的なことだけでなく、「入社への熱意や意欲」というものは重視されています。
どれだけ企業研究をしているか、入社後のビジョンがあるかなど、そういった点から入社への熱意が試されます。
鈴木
4つ目は、熱意を伝えること。企業に入りたい!っていう熱意ってどうしたら伝わると思う?
田中
鈴木
うーん、本気だってことが伝わればいいと思うんですが、どうしたら伝わるんだ、、
田中
鈴木
そう!熱意や本気度っていうのはやっぱり相手のことをどれだけ調べているかで伝わるんだよ。鈴木君が好きなゲームで言うと、友達にこのゲーム好きなんだ!って言われて、どこが?って聞いた時に、「なんとなく」って言われたら「本当に好きなの?」って思うでしょ?逆に「ここのこういうところが好きで!」ってたくさん具体的に話してくれたら本気で好きそう!ってなるよね。
田中
鈴木
確かにそうですね!
田中
鈴木
就活でも全く同じ。しっかり自己分析と企業研究をして、感情論ではなく、なぜ「自分にとってその企業ではないといけないのか」を論理的に伝えられるようにしておこうね!
どれだけ優秀でもこの熱意が低いと内定を出しても辞退されそうって思われて不合格になる場合もあるんだよ。企業は辞退されると採用予定数の枠を消費することになるから真剣なの。
優秀だから内定と言うわけではなく、あくまでもマッチングだから。
田中
鈴木
なるほど、優秀なだけじゃなくマッチングが大事なんですね!
企業研究もしっかりやります!
田中
鈴木
マッチング率を上げるために企業側がどんな風に採用で考えているかは第九章にまとめてあるからよかったら見てみてね!
田中
企業によって面接の内容は異なりますが、聞かれることの多い質問はあらかじめ回答を考えておきましょう。
・学生時代に力を入れたこと
・長所/短所
・これまでに苦労した経験と、それをどのように解決したか
・入社後の目標
鈴木
5つ目は、良く聞かれる質問に回答を考えておくこと。
面接で企業が知りたいことは、入社への意欲や、企業と合っているか、企業・事業内容について深く理解しているかなど。
田中
鈴木
こういうのも事前に準備しておくと、戸惑ったりしなくて良いですよね!
田中
鈴木
そうだね。でも、決して丸暗記で話すのが良いというわけではないよ。
事前に準備はするけど、それは自分の言葉で話せる準備をしておくということ。
面接の当日は、覚えたことを話すというよりは、面接官に聞かれた質問の意図を正しく理解して、自分の経験や意見を伝えることを意識しよう。
田中
就活では時間厳守が基本です。
また面接室へ入る際には、ドアをゆっくり3回ノックします。強く叩きすぎたり、音が小さすぎたりしないように心掛けましょう。
最後に、面接官から面接終了を告げられたら、椅子に座ったまま「本日はお時間を頂きありがとうございました」とお礼を伝えて一礼しましょう。
鈴木
6つ目は面接を受ける態度。どんなに外見がよくて話す内容がよくても、時間に遅れてくる学生さんは不安だよね。
田中
鈴木
でも早すぎるのも迷惑じゃないですか?
田中
鈴木
良い気づきだね、だから、少し余裕を持って10分前くらいに会場にいられるようにしよう。
それから、面接は部屋に入った時から見られているんだよ。ドアをノックして「失礼します」を言えるかどうかも、みられるポイントの一つ。
田中
鈴木
ドアのノックと挨拶くらいなら、意識すればすぐできそうです。
田中
鈴木
ついつい忘れちゃうことないかな?
あとは、面接終了と言われてからも、もしかしたら評価が続いているかも!面接終了と言われたら「本日はお時間をいただきありがとうございました!」と一言添えて礼ができると良いよ。
田中
鈴木
終了と言われると、気が抜けてしまいそうです。。
部屋をでるまできを抜かないように頑張らないとですね!
田中
鈴木
この6つのポイントは面接を受ける上で意識しておきたい最低限のポイント。
面接で答える内容はもちろんだけど、好印象をもたれるために何ができるか考えてみよう。企業によっても求められてることは違うし、正解は一つではないから。
田中
鈴木
最近だとWeb面接だから・カメラ映りや、背景になる部屋がきれいかとかも、考えた方が良いですよね。
田中
鈴木
そうだね!ちなみに、身だしなみや話し方、書類の文字や表情など、大部分は「社会人として当然のことができているかどうか」を見られているの。
これらはどちらかというとできて当然、できなければマイナスという原点方式の評価になるかな。
例えば髪型を整えていたからといって「プラス評価」になるわけではないけど、寝ぐせなどがついていたら「マイナス評価」
志望動機や自己PRなど、受け答えの内容が「プラス評価」につながるよ。
田中
鈴木
なるほど、でもじぶんの面接がどんな評価になるのかってわかんないよなー。。
田中
鈴木
模擬面接を繰り返すことで、自分の話し方のクセとかは分かるようになるよ。
話すことに慣れるのも大事だし。練習して客観的なフィードバックをもらえるといいと思うよ!私も手伝ってあげるね!
田中
鈴木
え、いいんですか!?ありがとうございます!!!
田中